とらこん設定のお話! その1
今回はシエルの設定や、とらこんの舞台ネタを大紹介しちゃいます!それではいってみよう!
お久しぶりのにゃずいです!
まずは、どどーんとシエルのキャラ紹介イラスト全身画の公開!もう随分前に描いたもので、ようやくお見せすることが出来たという感じですw
さて、とらこん*Alternative第三話で登場したシエルですが、ゲーム本編では語りきれなかった情報がどんどん出てきてますね。彼女の元々のコンセプトは、「合法的に妹と恋愛するにはどうしたらいいか」というものでした。ですが、そのコンセプトを破綻しないように設定を練れば練るほど、どんどん色恋沙汰から遠のくといった本末転倒なキャラになってます。ある意味、最も攻略困難なキャラなのではないでしょうか。
シエルの名前の由来は、オルタで明かされた通り雨空の織姫となってます。しかし、当たり前といえば当たり前で、こんな酷い名前になるわけもなく。本来の彼女の名前は、離婚前の父親の苗字を付け「織姫・シエル・クレール」です。シエルは空、クレールは透き通ったと言う意味で、「透き通った空の織姫」となります。それはそれはファンタジー全開の名前ですね。そんなわけで、シエルは本当だったら「織姫」と呼ぶべきキャラなのですが、雨とセットになったしまった織姫という名前、また離婚して母と自分を捨てた父を憎んだシエルが、この名前を極端に嫌っているわけです。シエルは、空のように広く自由な自分でありたいと思ってこちらの名前を使っているのかもしれませんね。
シエルの容姿は、金髪ツインテールは正義というわかり易い動機で作られています。なのでわりとすんなりとキャラデザインも完成しました。上記のものはデザインの最終決定稿で、ここから下記のものへと細部がディティールアップされました。それにしても設定画だと随分頭身も違いますね~。
これが元になった立ち絵です。この状態ではまだ開発環境がガラケーだったので線がとても太いです。
「どうせ線なんか潰れるんだし、真面目に書いたって意味ねーじゃん!」と鼻くそをほじっていたら、突然に開発がスマートフォンに移って大慌て!実際にスマートフォンの解像度でガラケーの解像度のゲームをやると、ガッカリするレベルではないのです。
というわけで行ったグラフィックアップデート!かっこいい事いってますが、ようするに書き直しです!
…わりと泣けました。
そうやって作られたものが上記の完成版であります。(クリックで大きな画像になります)
これは、物語の最中にどの表情を使うかをライターさんやスタッフさんが分かりやすくする為に表情の組み合わせをある程度決めてしまったものですね。本来のパーツ数は「眉毛」「目」「口」に分かれていて、大体一人につき30~40パーツです。
しかし、これも知識で知っているのと、実際に作業をするとでは大違い!やはり、ゲームの紙芝居といってもその作業量は馬鹿にできるものじゃないです。とにかく大変でした。ちなみにキャラクターは下書き、原画、着色とほぼ一人で行いました。服装の差分に関してのみ、お手伝いをしてもらっていますが、中々に孤独な戦いです。でも楽しかったかな?
で、ようやくこのようにイベント絵として描けるわけですよ!過程が長い!早く描きたい!とか言いながらリテイク、リテイク、リテイク…。シエルは比較的楽に作り終えましたが、メインヒロインのあかねに関してはデザインだけでニヶ月近く、設定や名前も含めると実に半年ほどかかってます。いやぁ、キャラクターを作るのって大変ですねぇ…。
さてグラフィックのお話は以上!ですが今日はまだまだ行くよー!!
初公開!とらこんの舞台、神山市MAPデゴザイマス!!(パフッパフッーゥ!!)
ゲーム本編ではおざなりであった位置関係を、とらこんオルタではかなり重要視しており三話という区切りのいい部分で公開しておこうかという次第です。
とらこんでは、神山市(かみやま)という架空の田舎町を舞台に、嵩鳥町(たかとり)と幸町(みゆき)と二つの町が主な舞台になってます。小学校、中学校はこの辺の境で分かれていまして、貴之とあかねや凪の接点が高校までなかったわけですね。ちなみに、あかねの家から一乃谷高校までは大体2.5km(30分)ぐらいです。貴之と彼女達が一緒に下校する場合は、嵩鳥駅周辺までいくわけです。あかねを家まで送っていく場合は、貴之の下校にかかる時間は50分にもなるという事ですね!(フュ~!ダンディー!)
神山市嵩鳥町の元ネタは、兵庫県高取山からきています。古名は神撫山(かんなでやま)となっていまして、ここから神山市と名付けられました。という感じに、とらこんの舞台は神戸の近くの地方都市と言った感じでしょうか?ちなみに、ここを舞台にしたのはスタッフさんの一部の地元だったからであり、自分としては実はチンプンカンプンだったりw
隣接する隣の市は中宮市(なかのみやし)。モデルは三宮、明石の中宮から連想したものとなってます。中宮市から一乃谷高校に通う生徒は多く、交通の便は非常に良いようです。また、まだ舞台としては全く本編には出てきていませんが、カトリック系のお嬢様学校であるサン・ミッシェル女学院高等学校は、ノートルダム女学院がモデルになっているようですね。今までの本編における場所の把握などを考えながら見ると、ああこの場所であのイベントがあったのだなぁとよく分かるかもしれません。
最後に、???で隠された部分には誰が存在するのか?それはもう「何!?」という感じで公開できたらいいなぁと思っています。
さて、それでは今日のところはここまで!次回のとらこん設定話は月島円をピックアップ!